みちの静岡コミュニティシンクタンク 設立までの経緯
平成14年度
住民、活動団体関係者、行政関係者が集まり、3つのグループに分かれ懇談会形式のワークショップ会議を行い「道と住民の新しい関わり方」について検討した。その結果、3つの事項が提言されました。
会議開催経緯
- 第1回:平成15年1月23日
- 第2回:平成15年2月25日
- 第3回:平成15年3月18日
静岡の道ワークショップ会議の提言
新たな社会・経済状況や地域社会の変化に対応して、住民の道への関心をより高め、道の整備や活用に関する住民のさまざまな活動が展開する地域独自の仕組みを作る。
- 道・まちづくりにかかわる知恵と実行力を持った新しい組織の形成
- 市民の道に関する意識が醸成するようなプログラムの実施
- 行政と住民が協働した道に関わる事業の展開
平成15年度
提言の内容にもとづき実験的に事業を展開しました。
- 市民の道に関する意識が醸成するようなプログラムの実施
道のコミュニティカレッジの開催
■第1回:道の歴史学 ■第2回:道の未来学
■第3回:道のデザイン学 ■第4回:道の満足学 - 行政と住民が協働した道に関わる事業の
フィールド事業の実施
■新日本坂トンネル開通記念フォーラム
みんなで志太の近未来を語ろう!「ゆめ開花都市」の実現にむけて
■静岡駅前歩行者ITS検討会 - 道・まちづくりに関わる知恵と実行力を持った新しい組織の形
(仮称)静岡道のコミュニティシンクタンク検討会の実施
−大学、企業、コミュニティ(自治会)、NPO、行政等の関係者で構成する検討会を開催し、組織の体制、具体的な活動内容、運営等について検討した。
第1回会議:平成15年8月21日
−先進事例視察調査
第2回会議:平成15年10月24日
第3回会議:平成15年12月10日
第4回会議:平成16年 6月23日
平成16年度
「(仮称)静岡道のコミュニティシンクタンク検討会」の検討結果をうけて、中部地域で道やまちづくりに係わる活動を行っている団体の関係者などからコミュニティシンクタンクの概要についてヒアリングを行いました。
そのヒアリングから賛同を得た人を中心に設立準備会を開催し、(仮称)静岡道のコミュニティシンクタンクの理念、目的、運営体制、活動内容などの検討を行いました。
- 各団体へのヒアリングの実施 平成16年5月〜6月
平成15年度に実施した検討委員会での内容をもとに、道やまちづくりに関連する各活動団体関係者にヒアリングを行った。 - (仮称)静岡道のコミュニティシンクタンク設立準備会の開催
第1回準備会:平成16年7月30日
第2回準備会:平成16年9月7日
第3回準備会:平成16年10月5日
ヒアリングで賛同を得た団体の関係者で設立準備会を開催した。コミュニティシンクタンクの組織のあり方、理念、目的、運営体制、活動内容などを検討した。 - みちの静岡コミュニティシンクタンク発会式
平成16年11月15日 - みちの静岡コミュニティシンクタンク 第1回運営委員会の開催 平成16年11月
運営委員会では、シンクタンクの活動方針や会員拡大など、今後の進め方について話しあった。 - 呼びかけアンケートの実施
−中部地域一帯で活動する団体へのプレゼンテーションフォーラム参加への呼びかけ、設立のPRをかねてアンケートを実施する - みちの静岡コミュニティシンクタンクプレゼンテーションフォーラムの開催 平成17年1月
各団体からできること、今後、やってみたい事などの事業案を発表しあい、相互の連携等について検討しました。 - プレゼンテーションフォーラム テーマ交流会の開催 平成17年3月
1月のフォーラム参加者を中心にシンクタンクのこれからの活動内容などを検討するワークショップを開催しました。
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道のコミュニティカレッジの開催 | 平成16年度 | 平成16年度 |
平成17年度
「みちの静岡コミュニティシンクタンク」の仕組みを活かし、市民活動団体の参加の機会をつくるとともに、市民と行政、市民相互の連携を図ることをめざしました。
みちの静岡コミュニティシンクタンク運営委員会の開催
- 第1回委員会:平成17年5月30日
- 第2回準備会:平成17年6月20日
3月に検討した活動方針をふまえた具体的な事業について検討を行った。
<活動内容その1>
- 静岡・みち・まち実験の実施(平成17年10月1日〜31日)
−静岡市の「お町」の文化を顕在化し、よりにぎわいと回遊性を高めるために、情報を活用した仕組みづくりを提案するため、社会実験を実施した。
−配布したアンケートは6217票、回収数1,509票、モニターアンケートは140票回収し、市民のニーズの把握、賑わい回遊に必要な仕組みについて検討した。
−実験には22の団体、延べ400人以上の市民、団体関係者が関わり、ひとつの目的を達成しようという一体感が芽生え街を利用した市民の協働の実験ができた。
−賑わい・回遊に関する中心商店街の課題も見えてきており、それについて具体的な方策を行う機運も生まれて今後の展開が期待できる。
<活動内容その2>
- 道のプチメンテナンスの検討と実験(平成17年10月〜)
−道路管理者が行うことを基本としつつも道のちょっとしたメンテナンスを住民が実施することができる仕組みやないようについて検討・実験を行った。
−自治会、各市民団体、道路管理者をまじえ住民が関われるメンテナンスの内容を検討し、静岡市の国道1号・つつじ通り実験の場として実施した。
−道路のメンテナンスはやりがいがあり、地域への愛着を深め、さらに景観向上に効果が高いことから、今後いろいろな地域での展開を検討する。
<活動内容その3>
- 道のコミュニティカレッジの実施(平成17年10月・11月・2月)
−道の歴史、文化、道路の整備状況等の現状を理解し、道への関心を高めることを目的に市民が道・まちづくりについて学ぶ講座を3回開催した。
<活動内容その4>
- 環・富士山風景街道(日本風景街道)
−道の歴史、文化、道路の整備状況等の現状を理解し、道への関心を高めることを目的に市民が道・まちづくりについて学ぶ講座を3回開催した。