プチの基準
作業内容
- 道路上で行う作業ですが、大掛かりな安全対策が必要な場所・ものではないこと。
- 電動工具などを使わないでできること。
- 目線(1.5m)より下に位置するもので、はしご等は使わないでできること。
関わる人の数
- 1ヵ所当たり2人〜3人程度でできるもの。
作業レベル目安
- 「美しさ」は、1年程度もてばいい。
- 2m〜3m程度離れたら「きれい」に見えればいい。
- 「失敗!」と思ったらやり直せばいい。
実施の目安
- 1年に1回〜2回程度
時間の目安
- おおむね2時間程度で作業が完了すること。
点検・連絡
道のプチ・メンテの一番重要なことは点検と報告です。住んでいる住民や事業所が地域を見て回り(点検)、まずはメンテナンスをしなくてはいけない場所などを道路管理者に報告しましょう。
道路の舗装や点検・連絡する
道路上の穴や舗装がはがれていたり、インターロッキングの凸凹がひどい所を見つけた場合は、道路管理者に連絡します。
交通標識の点検・連絡する
信号、交通標識などの管理者は警察です。
根元が錆びていないのか目で見て、柱を振ってみて確認してください。
根元が腐食していたら、写真をとり、報告してください。
清掃・洗浄
道路の清掃
道路の清掃は年に数回行うことが望まれます。
道路施設や占用物の洗浄
照明灯などは排ガス等で汚れます。1年に1度は洗浄しましょう。
補充・補修
木部に塗装する場合
ベンチや木製の看板など道路上には木製のものもあります。それらが雨風により、腐食する前に塗装など簡単なメンテナンスを行います。
木部への塗装は、十分に乾燥させておく必要があります。まず、サンドペーパーをかけ、下地への塗装が重要になります。余分な所を塗らないよう“ マスキング” も大切な段取りです。
スチール( 鉄部) に塗装する場合
信号、標識、照明灯など道路上には鉄製のものが多くあります。それらが錆びて、腐食する前に塗装など簡単なメンテナンスを行います。−腐食が進んでいるものにそのまま塗装をすると、内部で腐食が進んで破損してしまうことがあります。
歩道橋などを塗装する場合
横断歩道橋はスチール製のものが多くあります。それらも長持ちさせるためには錆びを落とし、応急的に塗装するなどが望まれます。
横断歩道橋の下は、車や歩行者等が通っています。車道の上空はしっかりとペンキの養生をしなくてはならないので、専門業者に任せるようにして、道にプチ・メンテでは車道の上部以外の所だけで作業しましょう。
分電盤などを塗装する場合
電力会社が管理する分電盤、変圧器(地上器)など道路上にはスチール製のものが多くあります。それらも錆びを落とし、応急的に塗装するなどが望まれます。
何千ボルトの電流が流れているものもあります。塗装はスプレーを使用せず、刷毛またはローラーで塗っていきましょう。
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点字タイルの補修
点字タイルは視覚障害者にとって歩くための大切な信号です。それらが破損している場合はメンテナンスを行います。
植栽について
植栽がなくなってしまった所、枯れてしまった所は、補植することが望まれます。
除去・撤去
自転車を撤去する
警察に連絡し、盗難車かどうか確認する。
不法駐輪の場合は、道路管理者に連絡し、撤去を依頼する。
不要看板などを撤去する
道路上に既に朽ちている看板、錆びて何が書いてあるかわからない看板、誰が設置したかわからない看板があれば、町内会長さんなどに相談した上で、撤去することが望まれます。