■道のエコミュージアム宇津ノ谷峠

1)宇津ノ谷・日本で初めての道のエコミュージアム

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宇津ノ谷一体は、東西交流の接点、交通の要衝であるとともに、旅の難所として、古くは古事記や日本書紀にも記されている場所であり、古代から現代までの道の変遷が歩いて体験できる地域です。

日本武尊の東征の際に命名された日本坂は駅家の道として奈良時代から平安時代では日本の東西を結ぶ主要街道でした。

平安末期から鎌倉、室町期では、伝馬の道であった「蔦の細道」がそれを担い、戦国時代から江戸時代は東海道、明治時代には明治の道、大正時代以降、トラック輸送や車両通行が多くなると旧国道1号となり、通行量がさらに増加すると昭和・平成の道路やバイパスがそれを担ってきました。それぞれの時代の日本の主要幹線であった道が、現在も利用できる道として残っています。


本エコミュージアムは、宇津ノ谷峠の2つの「道の駅」を拠点に現存する過去・現在の道(「6つの道」)とその沿道の資源で構成します。


宇津ノ谷峠
1.蔦の細道(古代〜中世の道
2.東海道(近世の道)
3.明治の道
4.旧国道1号(大正の道)
5.国道1号(昭和の道)上り線側
6.国道1号バイパス(平成の道)下り線側
宇津ノ谷峠MAP
 
       ●道のエコミュージアム宇津ノ谷峠のパンレット(PDF) ダウンロード(738KB)

 

 

2)散策ルート

宇津ノ谷の六道とそれぞれのテーマの資源を活かして、3つのルートを設定しました。ルートは安全に歩けることを基本に、それぞれ特徴に留意してあります。

ルート名称
ルート概要
主な活用資源
 近代遺産ルート
 解説マップPDF(497KB)
 約3km
 (1時間30分 〜 2時間)

■明治以降の道づくり、土木資源等をネットワークする
■人が自由に行き来するようになり、さらに車の到来が道づくりや風景を大きく変えてきた。時代のニーズにより変化してきた地域の道を通して学んでいく

・道の駅
・昭和・平成トンネル入口
・宇津ノ谷集落
・旧国道1号(安全注意)
・大正トンネル入口
・明治の道:明治トンネル
・木和田川砂防堰堤群
・つたの細道公園
・鼻取地蔵等

 蔦の細道ルート
 解説マップPDF(813KB)
 約2.5km
 (1時間 〜 1時間30分)

■律令時代に確立された日本の交通制度「駅伝制」について理解し、蔦の細道の重要性を示すルートとする。
■伊勢物語で有名になり、多くの文人、歌人が題材とした道について学んでいく

・道の駅
・蔦の細道
・つたの細道公園
・木和田川砂防堰堤群
・鼻取地蔵等
・昭和・平成トンネル入口

 東海道ルート
 解説マップPDF(496KB)
 約3km
 (1時間30分 〜 2時間)

■日本で最も重要な街道であった東海道について学ぶルートとする。
■宿駅制度、大名や外国人、文人墨客などの旅人が往来、現在の町並み整備等について学んでいく

・道の駅
・昭和・平成トンネル入口
・宇津ノ谷集落
・東海道
・つたの細道公園
・木和田川砂防堰堤群
・鼻取地蔵等

各道のルート

 

宇津ノ谷峠 散策ルート 

地図 
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つたの細道 明治のトンネル 宇津ノ谷六道
つたの細道
明治のトンネル
宇津ノ谷六道