朝霧高原景観管理活動
住民団体による道路の景観管理(平成126年度 国土交通省社会実験)
<平成26年度国土交通省社会実験>
富士山「朝霧高原」の国道139号の道路景観を管理するため、地域住民が主体となって、地元企業、NPOが行政と連携して社会実験を行いました。
当NPOは社会実験の協議会事務局を務めました。
住民や酪農や林業の従事者のスキルを活かして、道路の景観を維持管理するために様々な手法で資金を得ながら活動の継続を目的にしたものです。
景観管理(道路の除草・清掃美化活動)
朝霧高原の国道139号沿道 約7.5kmを地域の住民団体、牧場主などが中心となって、道路の除草・清掃を行っています。道路協力団体となっており、国(道路管理者)とも協働で取組んでおり、業者が車道側の除草と安全管理や刈り取った草の集草・搬出を担っていただいております。
年2回程度を作業しております。美しい富士山の眺望を楽しめるのは、地元の人たちが富士山を愛する気持ちで支えられています。
収益事業(活動資金)
この社会実験の成果・提案が活かされ、平成28年度道路法が改正され、道路空間を活用して道路の維持管理の費用を得るための収益事業が認められる「道路協力団体制度」が創設され、道路の規制緩和で収益活動が可能となりました。
そのためには「道路協力団体」に指定されることが要件です。
H28年12月 国土交通省「道路協力団体」に指定!
●平成27年度「ボランティア・サポート・プログラム」の協定を締結
国土交通省と富士宮市、富士山朝霧高原景観管理協議会の3者による「ボランティア・サポート・プログラム」の協定を締結しました。
この協定により、三者が連携して道路の維持管理を行います。国からは、作業中の保険料の負担をしてもらうことができます。
●道路協力団体の指定(第1号指定)
国土交通省の道路協力団体制度により。「道路協力団体」の第1次指定を受けました。日本の富士山の景観を守るため、多くの方々の支援を受けながら、活動が充実するよう頑張っています。
道路協力団体の活動(道路の維持管理)
収益事業、募金事業などにより活動資金を清掃・美化活動に還元
●自動販売機設置による収益事業
道路空間に自動販売機を設置(規制緩和)を受けて、その収益を活動資金に還元しています。
●道の駅との連携による収益事業(マルシェ)
シーニック・マルシェでは、道の駅「朝霧高原」と連携して、道の駅で取り扱っている農産物や名物のとん汁などの販売を行いながら、道路利用者に住民による美化活動やごみのポイ捨ての禁止などを啓発しています。
●店頭募金
地域事業者の協力を得て、店のカウンターで「募金箱」を設置して、施設の利用者のご厚意を活動資金に充てています。
●イベント来場者からの募金
イベント会場で来場者からの募金。このイベントでは約70万円の募金が集まりました。