朝霧高原景観形成ワークショップ

雄大な富士山の山麓静岡県富士宮市の朝霧高原において、道路からの景観の維持・向上のために、地域住民・企業・行政・NPOなどが連携して、景観を阻害するものや課題を抽出し、自らできる景観形成活動を話し合いながら、行っています。

そのワークショップは、平成17年度から国土交通省の支援によりスタートし、現在は富士宮市(景観担当)が事務局となって継続して活動しております。

当NPOは、そのワークショップのコーディネーターを務めております。

ワークショップでの活動計画作成

ワークショップでは、住民、企業、行政など様々な立場の人が参加者して、対等な立場で意見を交わします。

 

ワークショップ会議で活動の方針、景観を向上させるためにやりたいこと、その中で自分たちでもできることを話し合って、実施していきます。


活動(不用看板の撤去・サイン集約化)

朝霧高原の景観に関する取組みとして、1番最初に取組んだものとして”不用看板”の撤去に取組みました。行政が設置したものも景観を阻害しているものは撤去しました。

看板を撤去するだけでなく、乱立する看板を集約化するための基準(大きさ、色彩など)を決め、集約サインを設置しました。この活動が地域の事業者も理解を示していただき、景観に配慮した看板やサインの集約化が進んでいます。

富士山の自然に似合わない不用な看板を撤去
富士山の自然に似合わない不用な看板を撤去
乱立する看板を集約化
乱立する看板を集約化
県が設置した「歓迎塔」も景観阻害→撤去
県が設置した「歓迎塔」も景観阻害→撤去
集約サインの社会実験(H23年度国土交通省)
集約サインの社会実験(H23年度国土交通省)

ごみゼロ活動

ごみの不法投棄やポイ捨てをなくすため、ごみの持ち帰りを啓発する「ごみゼロ活動宣言」をしています。コンビニなどの事業者も協定を交わし、沿線の事業者と一緒に活動しています。

オリジナルの「ごみ持ち帰り袋」なども制作し、朝霧高原の道の駅や観光施設などで配付しました。

ごみの調査
ごみの調査
ごみゼロ活動宣言(道の駅朝霧高原にて)
ごみゼロ活動宣言(道の駅朝霧高原にて)
コンビニの店頭でごみゼロPR
コンビニの店頭でごみゼロPR
拾ったごみを調べる
拾ったごみを調べる
ごみゼロ活動宣言(地域のコンビニも参加)
ごみゼロ活動宣言(地域のコンビニも参加)
ごみの持ち帰り袋配布
ごみの持ち帰り袋配布

プチメンテナンス

ガードレールや防護柵など景観にそぐわないものを、自分たちで景観(修景)塗装して、プチメンテナンスを行っています。

修景のための塗装
修景のための塗装
草刈りだけでなく、景観に合わない自販機もダークブラウンに塗装(朝霧さわやかパーキング内)
草刈りだけでなく、景観に合わない自販機もダークブラウンに塗装(朝霧さわやかパーキング内)
白糸の滝入口周辺で景観向上の塗装作業
白糸の滝入口周辺で景観向上の塗装作業
ガードレールの塗装
ガードレールの塗装

景観を活かす取組み

景観を保全するだけでなく、美しい富士山の景観を楽しんで、ウォーキングやサイクリングなどに活用してもらう活動に関しても取組んでいます。

道の駅を拠点に景観を楽しむ朝霧ウォーキング
道の駅を拠点に景観を楽しむ朝霧ウォーキング
景観を楽しむ「みち下りサイクリング」
景観を楽しむ「みち下りサイクリング」

道のエコミュージアム・東海道2峠6宿 駿河歩人(するがあいんど)
はまなこ環境ネットワーク
ぐるり・富士山風景街道
清水湊 次郎長生家
浜名湖サイクルツーリズム(ハマイチWEB)
富士山朝霧高原景観管理協議会
富士山須走巡拝の道