天竜自転車旅(サイクルツーリズム)
天竜自転車旅_サイクリングMAPを作成しました!


2025.2.22(土)「山里まちづくり勉強会@天竜」の開催報告

○開催日時 2月22日(土)13:30~17:00
○名 称 山里まちづくり勉強会@天竜
○会 場 天竜壬生ホール 2階会議室
○参加者数 会場での参加者とオンラインによる参加者 合計25名。
山里まちづくり勉強会@天竜では、長野県辰野町、琵琶湖、渥美半島の田原市、東三河の東栄町や静岡県内、そして天竜くんまで山里(中山間地域)の活性化やサイクルツーリズムに取り組む実践者たちが集まり、山里の活性化やサイクルツーリズムについて情報交換を行い、何をすべきかなどについて熱い議論を交わしました。

●基調講演
「トビチ商店街とその可能性を広げる自転車まちづくり」
一般社団法人 〇と編集社理事長 赤羽 孝太氏
2016年から辰野町集落支援員に就任し、空き家・空き店舗を活用したまちづくりを行ってきた。2018年一社)〇と編集社を設立し、不動産事業のほかシェアオフィス、シャアハウスなども行ってきた。休眠不動産の見学会・相談会を開催しているが、自由に集まってもらいまち歩きをしながら、気軽に開催。
2022年一社)○と編集社から「合同会社トビチカンパニー」を設立し、サイクルステーション・サイクルツーリズム事業やトビチホテルの運営を行うようにした。 このように順次事業を独立させて取り組むような体制を作っている。合同会社トビチカンパニーでは、自転車付きの宿泊プランなど宿泊、ワーケーション、飲食事業、事業合宿のバリエーションも増やす計画とのことです。
トビチ美術館、トビチ商店街というゆるい旗を立てって空き店舗等をリノベーションしている。トビチ商店街、トビチマーケットという考え方を熱く講演された。辰野町では新規出店者や地域プレイヤーがイベントを自主的に開催するようになってきたという。

●地域の取組事例紹介
①東栄町ビューティツーリズムの取組
株式会社もと 代表取締役 大岡 千紘氏
和歌山県から移住し、地域おこし協力隊として東栄町で活動。東栄町を選んだ理由は花祭と地域の人との出逢いであった。その後、東栄町観光まちづくり協会の職員として働く中で地元企業(三信鉱業の三崎社長と出逢い、日本で唯一の「セリサイト」という化粧品の原材料が東栄町で採掘されており、質も高く世界中の高級化粧品に使われている。
唯一の産地東栄町を知ってほしいと思い、株式会社もとを設立し独立した。セリサイトを使ったファンデーションなど化粧品を作り、Naoryという商標登録をとった。
また、手づくりコスメティック体験を「のき山学校」で行ったり、セリサイト採掘鉱山体験などビューティツーリズムに取り組んでいる。
前職の東栄町観光まちづくり協会が取り組む自転車さんぽ「ぽたび」の紹介とともに、東栄町でビューティツーリズムとサイクルツーリズムが連携して誘客していることを語った。

②天竜くんまの取組
特例認定NPO法人 耕 代表理事 藤原 博俊氏
浜松市中山間地域の天竜区くんまは、縄文時代の居住跡、秋葉街道・鳳来寺街道などの宿場町として栄え、木材やお茶、和紙(ミツマタ)などの産業が盛衰したまちであることを紹介した。
くんまの挑戦は、まず「くんまかあさんの店」が地域活性化の活動として全国的に有名になり、2000年に設立したNPO法人夢未来くんまが継承し、道の駅を運営。
第2ステップとして2020年から「健康長寿の邑くんま」としてノルディックウォークや耕作放棄地を活用して果樹や作物を素誰。ジャムやシロップ作りなどの商品販売を行い、都市との交流事業を行ってきた。
第3ステップとして、子育て・移住・働く場所にフォーカスをあてた取り組みとして2022年「NPO法人耕」を設立して、宿場の空き家を事務所として借りながら、熊幼稚園が小学校に移転したことで2023年旧園舎をリノベして「リトルベア・カフェ」を営業。もともとは「天竜保育ママ事業」を活用して子供を預かられる場所を作ったが、交流人口や移住希望者を対象としていない事業であったので、カフェも始めることになったという。お試し住宅の活用や空き家相談、空き家巡りツアーなどを実施していきた。
今後は、手すき和紙事業(工場を開設)に取り組む計画で働く場所を作りたいとのことでした。資金と人材も不足しているので、いろいろな方と交流・連携していきたいと語っていました。
●車座会議「地域プレーヤーが担う山里のまちづくり」
コーディネーター 一社)互産互生オープンベース 理事長 田中 孝治氏
・静岡県サイクルツーリズム協議会 事務局長 佐藤 雄一氏
・輪の国びわ湖推進協議会 会長 藤本 芳一氏
・琵琶湖のカナタ 代表 田中 将人氏
・愛知県田原市 企画戦略監 志賀 勝宏
・愛知県東栄町 経済課長 佐々木 豊氏 ほか
・一般社団法人 ○と編集社 理事長 赤羽 孝太氏
・特例認定NPO法人 耕 代表理事 藤原 博俊氏
・株式会社もと 代表取締役 大岡 千紘氏 ほか

参加した様々な地域のプレイヤーたちの取組や考え方、行政の立場などからも意見を出し合って中山間地域のまちづくり、サイクルツーリズムについて議論した。
お互いの無いものを交換して生きる、お互いのない知恵を交換して生きることは縄文人の時代からやっていることで、逆に今はそのようなことが失われている中で、もう一度今の時代に合った連携、分業をしながらやっていくことが重要。
行政と地域を繋いでいく中間組織は必要であり、補助金などは自分のやりたかったテーマがあって、それに見合う公的な支援があればどんどん活用すべきだとの意見も出された。ただし、獲得のためには技術と知恵も必要で、そのような時に中間支援のようなコーディネーター的なことは重要であると話し合った。
2025.2.23(日)天竜くんま自転車旅モニターサイクリングの開催報告
2月23日天竜くんま”自転車旅”サイクリングツアーを行いました。浜松市の中山間地域(天竜区熊地区)で活動するNPO耕と連携して、NPOが行っている「ノルディック・ウォーク」の複数コースを組み合わせて、ローカルガイドと一緒にE-BIKEで巡るサイクリングコースとして設定し、そのトライアルのツアーを行いました。

●行程
集合 熊幼稚園の旧園舎を活用した「リトルベア・カフェ」
「リトルベア・カフェ」出発~秋葉道~ヒラシロ遺跡~茶農家~「リトルベア・カフェ」【昼食】~熊地区・秋葉道の町並み、空き家活用(見学)~鳳来寺道・秋葉道~神沢荒澤不動~くんまホタルの里~「リトルベア・カフェ」ゴール(走行距離 約21km)
E-BIKEで秋葉道を軸に往時の人やモノの往来文化の遺構に触れ、古民家を活用している旧宿場町を訪ね、地域の営みや風景を堪能するポタリング旅。
NPO法人耕の海老原氏が現地ガイドとして、貴重なお話をしてくれたり、これまで知らなかった地域資源を訪ねたり。
お茶農家にお邪魔して、茶業のお話と一緒にお茶と農家手づくりゆべし、そばまんじゅうで盛り上がりました。
日頃から浜松地域とお付き合いのある琵琶湖、渥美半島、中東遠地域からモニターとして参加してもらい、天竜熊・山里の魅力について新しい発見を感じてもらいました。






























山里まちづくり勉強会@天竜、天竜くんま「自転車旅」サイクリング(終了)

■日 時 2025年2月22日(土)・23日(日) ※終了しました
●2/22 勉強会 <山里のまちづくり勉強会@天竜> (オンライン参加可能)
・時 間:13:30 ~ 16:15(13:00より受付)
・会 場:天竜壬生ホール会議室1・2(浜松市天竜区二俣町二俣20-2)※駐車場あり
・定 員:40名(参加無料)
●2/23 サイクリングー <天竜くんま「自転車旅」モニターサイクリング>(雨天中止)
E-BIKEで地域ガイドと天竜熊地区の自然・文化・古民家を巡る散歩感覚のサイクリング
・時 間:9:00集合 ~ 15:00解散予定
・参加費:2,500円(E-BIKEレンタル、保険料に充当)※昼食は別途各自負担
・定 員:10名(申込先着順)
■主 催 NPO法人地域づくりサポートネット
■共 催 浜松・浜名湖サイクルツーリズム推進会議/三遠南信住民ネットワーク協議会
旧街道自転車旅研究会/特例認定NPO法人 耕/浜松市市民協働センター
■問合せ 電話 053-458-3480 Email info@shizuoka-t.net

参加申込は以下の「参加申込フォーム」のボタンをクリックして申込が可能です。
開催案内、開催概要、申込書は以下のデータをダウンロードしてください。
2024.12.14(土)天竜はるの「自転車旅」モニターツアー(実施済み)

※令和6年度浜松市みんなの中山間地域応援事業
■日 時 2024年12月14日(土) 集合9時~終了15時頃 雨天中止
■集 合 春野ふれあい公園(浜松市天竜区春野町領家145-1)
■コース 春野・気田川の自然・歴史文化・産業を訪ねる散歩感覚のサイクリング
(24km初級コース) ガイドサイクリストが、案内・説明
■参加者 8名(モニター参加者)
■主 催 NPO法人地域づくりサポートネット
■共 催 三遠南信住民ネットワーク協議会/浜松・浜名湖サイクルツーリズム推進会議
浜松市市民協働センター























令和6年度 てんりゅう山里アドベンチャーツーリズム
天竜川や秋葉街道・塩の道の往来文化遺産(歴史的、文化的資産)、山里の暮らし訪ね、「自然と異文化体験」をテーマとするアドベンチャー(体験)ツーリズムとして、地域の新しい担い手とともに全国・海外からの誘客を図るコンテンツとして磨き上げていきます。関係人口の拡大を通じて、中山間地域の活力回復に寄与する取組です。

【実施方法】
●天竜二俣を起点として2つのモデル地区でE-BIKEのアドベンチャーコースづくり
モデル地区:①春野・気田川地区、②熊・阿多古川地区
自然や異文化を体験するツーリズムの商品造成
●モデル地区の事業者や地域団体と連携
(美しく品格のある邑、移住・起業者など)
